真空容器
[研究背景]
従来広く使用されてきたSF6が地球温暖化ガスに指定され,その排出が規制されるようになり,その代替となる絶縁,消弧媒体として真空が注目されている.特に真空遮断器は,環境低負荷性,メンテナンスフリーなどの点から,次世代電力機器としてさらなる高電圧化,高信頼化が求められている.また,近年,宇宙機器,高エネルギー粒子加速器,核融合炉用イオンビーム入射装置など,真空絶縁,ならびに荷電粒子が関連した装置では,その使用条件がますます厳しくなり,真空ギャップにはより高度の絶縁特性および信頼性が要求されるようになってきている.しかし,機器の高電圧化・高電界化に伴う真空中の高電界現象は,未解明な部分が多い.また,真空中においてインパルス電圧を印加した際の電荷現象メカニズムは明らかになっておらず,機器の高電圧化,高信頼化のためには真空中における微小電流・微小放電などの高電界現象の解明は必要不可欠である.
以上のような観点から,真空中高電界下において発生する,絶縁破壊を伴わない放電,微小放電について研究を行っており,微小放電の発生メカニズムや絶縁破壊との関係性,その抑制技術などを解明することを目指している.
[学術論文]
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[発表実績]
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